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スロベニアで飛べ、舞え!
2006年 03月 08日
スポーツ競技のJr.の試合で、過去にこれほど注目されることあったであろうか。ユース世代では、99年のサッカー世界ユースでニッポンユース代表が決勝まで進んだときは僕的にはかなり盛り上がった記憶があるが、Jr.は年代的にそれよりも更に下の世代である。
その注目の的は、スロベニアで開催されている06年フィギア世界ジュニア選手権にエントリーしている浅田真央選手である。年齢制限のため、トリノオリンピックには出られなかったが、当の本人は、「バンクーバーに出られたらよい」と周りの喧騒をよそに、われ関せずといった冷静な態度で、自分の目標をしっかり見つめている。とても15歳の少女とは思えない。 彼女が世界の舞台で頭角を現したのが、04-05シーズンのジュニアグランプリシリーズ、9月に行なわれたアメリカ大会、ウクライナ大会での優勝からである。04年12月の全日本選手権ではシニア初エントリーで安藤美姫選手次いで2位の成績を収めると、マスコミの注目も一気に上がり、メジャー選手の仲間入りとなる。 05-06シーズンの活躍は記憶に新しい。(シニアの)グランプリシリーズにエントリー、北京大会でロシアのスルツカヤに次いで2位、パリ大会では優勝を果たしてしまう。迎えた12月、東京で行なわれたグランプリファイナルでの優勝は、TV観戦でも思わず熱いものがこみ上げてくる、そんな感動を与えてくれた素晴らしい出来事であった。その翌週の全日本選手権、フリーの演技で史上初となる2回のトリプルアクセルを成功させ2位に入った。 今回2連覇を目指す世界ジュニア、現地時間の7日に行なわれたショートプログラムで、ショートプログラムでは女子選手としては初となるトリプルアクセルを決めるも、続けたコンビネーションジャンプが1回転になり減点、56.10点で2位となった。SPの首位は60.86点をマークした韓国の金妍兒(キム・ユナ)、真央ちゃんと同い年の15歳である。 SP2位という結果に終わった真央チャンであるが、「トリプルアクセルをショートで跳べたことがすごくうれしかった」とあくまでも前向きだった。 何が嬉しかったって、ジュニア女子SPでトリプルアクセルは危険が伴うとして課題に入ってないにも関わらず、それに挑戦する彼女の度胸の良さ、ジャンプに対するこだわりである。今シーズンから採用された採点基準では、高難度のジャンプに挑んでも、転倒すれば1点ずつ減点されてしまう。ジャンプも回転不足と判定されればトリプルジャンプの失敗ではなく、ダブルジャンプの失敗となり、より不利になってしまう。ポイントを取るだけの演技ではなく、観客に魅せる演技をする真央ちゃんは、荒川静香選手がイナバウアーにこだわるのと同じなのであろう。 9日はいよいよ勝負のフリープログラム。「2位は悔しいです」と何度も繰り返した真央チャン。フリーではSPよりも難易度の高いジャンプに挑戦し連覇を目指して欲しい。
by sawakobo
| 2006-03-08 23:44
| アスリート達の今
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