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沢好坊(さわこーぼー)
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渓流・源流好きのB級フライマン沢好坊のBlog ・・・「日常の雑記・食記」に加え「フライ釣行記」とごく稀に「フライネタ」も

by sawakobo
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沢好坊
最後の?北行(1)
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 ここ数年、この時期に訪れている北海道。今年もstandyサンとともに、7月4日から3泊4日で道南へ出向いた。
 昨年から、アクセスを千歳から函館に変更したため、フライトまで時間がある。空港内のカードラウンジで無料の珈琲とスナックをいただきながら、まったりとした時間を過ごす。
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 11時55分発ANA391便函館行きは、定刻より10分遅れてセントレアを飛び立った。
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 シートベルト装着ランプが消え、機内サービスが始まると当時に、昼食を摂る。越前若狭の焼鯖寿し(1,050円)のその味は、ヒカリもの嫌いだった僕の嗜好を一変させるきっかけとなったものである。適度に脂の乗った肉厚の焼鯖が半身、寿司飯に乗せられている。その間に挟まれたシロ胡麻とショウガが絶妙なバランスを醸し出し、寿司の味を引き立てている。初空弁の焼鯖寿しを十分堪能し、アップル&マンゴージュースで昼食を締めくくった。
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 函館空港に到着、レンタカーで宿泊地の八雲町を目指す。現地の定宿となった感のある小牧荘に着いた時には、16時を回っていた。事前にクロネコに届けていただいていた荷物から釣り道具を引っ張り出し、目の前の渓で2時間あまりを過ごす。
 空腹を覚えて宿に戻ると、既に夕食の支度が整っている。ホタテのチャンチャン焼をメインに、山海の味覚が並べられている。毎度のことながら、1泊2食1,680円で味わえる至福のひと時に感謝しつつ、ふたりともすべて食べ尽くした。
 食後、いかにも温泉といった、鉄分の多い黄土色の湯に浸かり、翌日の本番に備える。
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 翌日、イカ松前で2杯のご飯をいただき、道南の渓に出発。
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 午前のラウンドを終え、昼食は昨年同様、「寿しのます屋」のあわび入りちらし(1,500円)に舌鼓を打つ。
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 あわびの他の10種類以上の近海ものの魚貝類に埋め尽くされた寿司飯は、ことしもほんのり赤みがかり、具材を大いに引き立たせながらも、キッチリ存在感を示していた。腹を満たしたあとの午後は、サカナも満腹たったのかかどうか定かではないが、前半やや低調な釣りになってしまった。その後はまた持ち直し、そこそこの釣果を得、2日目を終える。
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 夕食には、昨年時化のため断念せざるを得なかった特別料理のホタテの刺身が鎮座している。その他にも絶品のイカ刺しや名古屋コーチン鍋等、大方食べ尽くした後に、おぼこ荘の女将からのサービスとのことで、寿司が5貫運ばれてきた。サービスとは思えないネタのそれらもいただき、満足感に満ち溢れた2日目が終わる。
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 3日目は、北のフライショップの店主に勧められた渓に向かう。やや山沿いのその場所での昼食は、ラムの焼肉定食にした。臭みのないラム肉を石焼にし、添えられたピリからのタレにつけていただいたが、これも北の定番!と言いたくなる様な美味であった。
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 その日の夕食のメインは、八雲牛。そして、北ならではの濃厚でクリーミーな馬糞ウニが別添えにある。最後の夕食を目一杯堪能し、早朝の一振りに備え、温泉にのんびり浸かって、この日は早々に床についた。
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 最終日、朝食前に2時間あまり渓に入り、当地での釣りを終える。身支度を整え、荷物を発送した後、これもこの旅の定番になっているハーベスター八雲に向かう。石釜で焼かれたピッツァにハーブチキン、濃厚牛乳で、北での食事を終える。
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 締めのデザートはこれしかない。元山牧場が経営するエルフィンでソフトクリームを堪能。濃厚牛乳を使った、滑らかでコクのあるソフトクリームの味は、格別である。これまで、北の大地でも数多くのソフトクリームに出合ったが、牛乳ソフトとしては、間違いなくトップクラスである。
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 釣行の記録については、後日改めて記すことにして、第1部を終える。
# by sawakobo | 2007-07-12 23:05 | 釣行記
北陸初釣行
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 今回は、松谷サンの案内のもと、Dr.S氏と3人で北陸の渓に赴いた。
 松谷氏所有のサルーンカーの後部座席でゆったりさせていただいての移動である。Dr.S氏との同行は初めてであり、松谷氏とも道中を共にするのは久々である。共通の知人、友人の話題等で車内での会話も弾み、およそ2時間半の移動はあっという間であった。
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 入漁証を購入し、目的の渓に入る。我々ふたりに釣らせたいとの思いからか、はたまた余裕からなのか、松谷氏は先行することなくフォローしてくれる。
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 しかし、反応はあまり芳しくない。やや減水気味なのが影響しているかも知れないと思い、小さめのフライも使うが、無常にもフライは水面を漂うばかりである。ファーストヒットさせたのは、松谷氏である。口腔処理に長けたDr.S氏がストマックを取ると、内容物のほとんどはニンフである。サカナが上を向いていないのかも、と思って釣り上がっていたところ、松谷氏が2匹目を掛ける。ロッドの撓りを見る限りかなりのサイズであることが想像できる。ネットに収めて採寸すると、尺まで僅かに届かないだけの大物である。
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 その後、昼近くまで交互に釣り上がっていったが、めぼしい反応はなく、上流部に移動する。
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道路上から見下ろせる広場で、単身釣行中の101氏を見つける。昼食を摂った後、101氏は入っていないというそのポイントでロッドを振ると直ぐに反応がある。どうやら放流もののようであるが、久しぶりに手元に伝わる生命反応にやや右往左往しつつのランディングで、北陸の渓の解禁となる。
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食後の睡眠を決めていたDr.S氏も気を取り直して入渓、釣果を得る。これで松谷氏も肩の荷を降ろしたようで、リズミカルにロッドを振り始める。その後、そのポイントで2匹を追加、101氏と別れた3人は更に上流部に向かう。
 そこでのサカナの反応はそれまでとは全く異なり、ここぞと思われるポイントではキッチリ反応がある。最後尾から釣り上がっても十分楽しめるものとなり、二桁を越えたあたりでカウントも曖昧になってしまう。
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松谷氏といえば、ひとつの渕で数匹のイワナを釣り上げ、自慢のharuネットに収めている。
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Dr.S氏も3人で唯一の尺上を仕留め、意気揚々としている。僕もふたりには及ばないが、本日の最長寸となる27㎝のイワナを手にすることができ、北陸の渓での長い1日を終えた。
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# by sawakobo | 2007-06-09 17:24 | 釣行記
木曽は今…
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 美人タナビラのご尊顔を拝しに、今シーズン初めて木曽に向かう。予報では、午後からは雨が見込まれている。勝負は午前中である。この時期、5時前には明るくなる。5時には既に現地に到着し、釣り始めて・・・はいない。自宅出発が5時少し前、やはり高速道路の通行料半額にはかなわない。
 それでも7時半過ぎには目的の川へ到着。薄日も差し、まずまずのコンディションである(とそのときは思っていた)。さすがに平日である。メジャー河川にもかかわらず、エサ釣り師が僅かにいる程度である。
 リメイクを終えたロッドとランディングネットを携え入渓、少し釣り上がっていくと、川がうっすら濁り始めてきたのに気付く。当初は釣りには支障はない程度であったが、やがて本濁りとなる。水量に変化はないため、原因は、上流部の川原においてあった重機の仕業であることが用意に推測できた。
 
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川から上がり、川沿いの道を車で移動、そこかしこで護岸工事が行なわれている。いつもなら、夕刻を中心に良型の期待ができる瀬も、今年は見る影もない。やむなく上流部に移動、護岸工事の影響のないところに入ったが、反応は鈍い。考えることは誰も同じであろう。工事の影響を避けて釣りをしたければ、選択肢は川を変えるか、上流部に入るしかない。結果は推して知るべしである。
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 3連荘のぼーずは何とか回避、サカナの顔だけは見ることはできたが、道中にあったお地蔵さんに、雨除け祈願をした効果はなく、午後から降り始めた雨の雨脚が強くなる。イブニングも諦め早々に撤収、19時前には自宅で家族と夕餉の時を過ごした。
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# by sawakobo | 2007-05-30 23:36 | 釣行記
フロータントテスト
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 昨シーズンから、市販のフロータントはほとんど使用していない。化学者のような友人が自作した粘度の異なる2種類の速乾リキッドタイプをフィールドテスターとして使っているためである。IPAだのシリコンだの、詳しいことはよく分からないが、効果は市販のそれに全く劣っていない。その友人が、今回新たな試作品を実地検証したいとのことで、予定外に渓に出るになった。

 大型連休の初日、1~2日前の天気予報では連休前半は「絶好の行楽日和!」と言っていたが、前日になると「所により雷を伴なった雨」に予報が変わっていた。
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 高速移動中、気になる表示を発見した。路面は濡れているものの、目的地到着頃には青空も見られた。
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 クリアウォーターのその渓には、多くの釣り人が入っているようで、そこかしこに車が止まっていた。未舗装路を上流部まで一通り眺めながら入渓できそうなポイントを探し、中流部付近に入った。
 粘度の高いゲルタイプのフロータントをパラシュートフライに使用した。ブッシュも少ないので、軽快に釣り上がっていく。強めの流れに揉まれても、またポッカリ浮いてくれ、ストレスの少ない釣りで午前中を過ごした。途中、パターンチェンジのためにフライを1度交換したとき、フロータント処理を行なったのみであり、有機物の少ない、クリアな流れでは浮力、持続力とも問題ない結果が得られた。
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 渓を変えるために移動を開始して間もなく、大粒の雨が落ちてきた。雷鳴も轟いている。知人のBlogなどで、伝説とまで言われはじめているコンビでの釣行である。これくらいの覚悟はできている。
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 この間に昼食を摂ることにした。道中の旨いそば屋で小割そばを食べ、店を出る頃には、雨は上がっていた。
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 午後の渓は、この時期によく訪れるところである。ここも人が多い。何とか入渓点を確保し、二人で交互に釣り上がる。段差の落ち込みと瀬、トロ場と変化に富んだ流れで、透明度も良好、澄んだ流れのこの渓でも、今回のフロータントの浮力の持続力は申し分ないことが分かった。
 渓魚を掛けた後も、ドレッシングを施すだけで同一のフライがそのまま使えるかどうか、これについては次回に持ち越しとなった。
# by sawakobo | 2007-04-28 21:55 | 釣行記
満開の桜の下 -長良川-
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 今季2度目の釣行、同行者は松谷サン。行き先は氏にお任せをした。
 お互い夕刻までに帰宅しなければならない事情があり、遠征はできない。1時間チョットで行ける郡上管内の長良川を目的地にした。
 路面は濡れているものの、雨は上がり、雲も切れかけている。気温はやや低めであるが、レインウェアのお世話にはならなくてすみそうである。(コンビが変わると天気も変わる?)
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 多少残雪が見られる目的の渓に到着、適度な間隔を保ちつつ、交互に先行しながらアマゴが混じる下流部で反応を探る。水温は6℃と低めで、ハッチも見られなかったが、ふたりともドライフライで勝負である。松谷サンには反応があったが、僕のフライはただ流れに揉まれるのみである。
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 少し上流に脚を向ける。時期尚早とも思える山岳渓相のその場所であったが、気温の上昇と伏流水のおかげもあり、水温計は8℃を示していた。
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 何とか小ぶりのイワナがフライに乗ってくれた。とりあえず、証拠の1枚を残しその後も釣り上がるも、反応は小ぶりのイワナのみである。
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 このスレンダーなイワナが唯一20㎝を越えた。
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 松谷サンも、無事ネットにサカナを納め、写真をパチリ!
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 これが、松谷サン所有の丸竹のバンブーの籐巻グリップ… 美しい。

 この後、別の渓にも入ったが反応はなく、当初の予定通り、陽も高い午後4時半には岐路についた。
# by sawakobo | 2007-04-19 23:07 | 釣行記