沢好坊(さわこーぼー)
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渓流・源流好きのB級フライマン沢好坊のBlog ・・・「日常の雑記・食記」に加え「フライ釣行記」とごく稀に「フライネタ」も
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沢好坊
<   2007年 07月 ( 3 )   > この月の画像一覧
盛夏の渓
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 この夏の最高気温が予想されている下界から逃れ、山間の渓に向かう。それでも、日中は釣りにならないであろうから、早朝が勝負と踏んで睡眠3時間で自宅を出発する。
 5時30分過ぎ、目的に渓に到着。土曜日であるにもかかわらず、幸い入渓点に車はない。インパネの外気温計は14℃を表示している。外に出ると半そででは肌寒さをおぼえる。途中のコンビニで買ったサンドウィッチを頬張りながら、準備をする。ウェーダーは履かずウェットウェーディング、ベストはメッシュベスト、夏のいでたちである。
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 数年前、初めてここを訪れた時、渓魚(サカナ)達の美しさに魅了されて以来、足繁く通っている渓である。鮮やかな朱点に透き通ったヒレを持つタナビラ、逞しい顔をしたヤマト系のイワナ、澄んだ流れが育んだ至極の渓魚(サカナ)達との出会いを期待し、いつものポイントからロッドを振り始めた。
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 フライに対する反応は乏しい、と言うより、全くない。北の大地での釣りのイメージで臨んでいるつもりではないが、まだ抜け切れていないのであろう。フライはぽっかり浮かぶ#10のカディス。それを核心部を中心に流している自分に気が付く。水量は平水よりやや少ない。ワンサイズ落とした半沈みパターンのフライに変え、落ち込みや流芯の際も探るようにして、多少反応を得るようになる。ただ、出るのはフライを咥えきれないチビッコばかりである。やっとフッキングをさせても、10㎝を僅かに越える程度のイワナである。
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 入渓から3時間以上経過、状況に変化はない。日も高くなり、渓にも日差しが届くようになる。気温も明らかに上昇している。本筋から外れ、枝沢にも入ってみるが、ここも状況は芳しくない。少し早いが、小さな滝の飛沫を心地好く浴びることができる木陰の大岩に腰を下ろし、ベストに携行したおにぎりで昼食を摂る。その岩の上で横になると、しばらく眠ってしまったようである。目を覚まし空を見ると、雲が広がりつつある。一部、日差しを遮るような雨雲もみられる。芳しくない条件が変わることを期待し、本筋を釣り上がる。
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 やや経って、ぽつぽつと雨粒を感じるようになる。その直後から明らかにフライへの反応がよくなる。フッキングしてくるサイズこそあまり変わらないが、クリアウォーターを通して、フライを追う渓魚(サカナ)が確認できるようになる。落ち込みの白泡にフライを落とし、それが途切れた辺りに差し掛かるとき、フライに向かって浮き上がってくる渓魚(サカナ)を確認する。フライを吸い込んだのを確認し、合わせを入れるとロッドが大きく撓る。今までのそれとは明らかに異なる引きである。イワナであることは直ぐに分かった。慎重に手元まで引き寄せ、ネットに収めたそのイワナの精悍な顔立ちを見て尺上を期待したが、残念ながら尺までには半寸足りない。純粋なヤマトイワナに遭遇したことがないため、それがヤマトだとは断定はできないが、明らかにニッコウ系とは異なる体側の模様に対する感動の方が大きかった。
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 その後、小ぶりながらもいかにも木曽らしい美しいタナビラとも出会うことができ、
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全体的な数やサイズには不満は残るものの、また来ようと思えるような渓魚(サカナ)もいることが分かっただけでも、意義のある1日であったと思っている。
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by sawakobo | 2007-07-29 17:54 | 釣行記
最後の?北行(2)
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7月4日
 道南釣行の初日の釣りは、夕刻の2時間余りとなった。去年、「サカナはいる」と聞いた渓であるが、事前の情報では、あまり良い話は出てこなかった。
 川幅数mのその渓は、上は開けているため、キャストにストレスはない。僕が準備に手間取ったため、standyサンに先行してもらう。その後を追う形となったが、そこここで反応はある。ただ、サカナの出方が派手すぎて針に乗らない。そんな中、standyサンは何匹か北のヤマメを釣り上げたそうである。
僕は…
サカナの写真がないことがすべてを物語っている。


7月5日
 昨年、北のオヤジの気配を目一杯感じたあの渓に向かう。今年は、う〇この痕跡は見られなかったが、ふたりとも北仕様の鈴を鳴らし、笛を吹きながらの入渓である。腰には、新調したカウンターアソールトも備えている。そして、レインウェアを身に着けて…
そう、天気は(お約束の)雨
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 明らかに人が入っているようであるが、サカナの反応は悪くない。渇水だった渓に今日の雨は恵みの雨だったのかも知れない。プールには複数のサカナが必ずいて、ふたり交互であったり、同時であったり、そこそこサイズがヒットする。standyサンは、フライドレッシング不要のオリジナルフローティングニンフで順調に数を伸ばしている。
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僕も(氏にいただいた)フローティグニンフで、手返しよく釣りをしようかと頭をかすめたが、せこいプライドが頭を擡げ、#11のエルクヘアカディスにドレッシングを繰り返し釣り上がって行く。
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 上流部までくると、ブッシュが多くなる。僕にとってはポイントが絞りやすく好みの渓であるが、standyサンはストレスが溜まる釣りとなったようである。
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 この日の最長寸となる、尺に数ミリ足りないイワナをヒットさせ、雨のことなどすっかり忘れる釣りができた。
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 standyサンもキッチリ結果を残し、
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地元の人の情報を鵜呑みにして向かった、ヤマメパラダイスでの不調と天候を除けば、数の上ではほぼ満足の1日となった。
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7月6日
 前日の釣行での疲労回復を優先させ、睡眠を選択したstandyサンを宿に残し、朝食前の3時間、単身で渓に向かう。天気は曇り。北の早朝、かなり涼しい時間帯であるが、入渓点まで、15分以上急勾配を下り、一汗かいてしまう。息を整えながらタックルを準備し、ロッドを振ると早速反応がある。普段なら、キッチリ写真を撮るであろう7寸程のイワナではあるが、ここでのアベレージサイズではない。
 同サイズを少し越えるイワナ数匹をヒットさせながら釣り上がり、核心部分に到着。ここ一番のポイントで、今回最初の体高もある尺イワナをネットに収めることができた。
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その後、やや反応が鈍くなったが、タイムアップ寸前で、やや細身ではあるが、今回最長寸となった32㎝のイワナがフライに出てくれた。
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 朝食後、車を北へ走らせる。「日本海側の渓は渇水で大型が出ない」とアドバイスをくれた北のフライショップの店主が勧める山間の渓に向かうためである。
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 ゲートに行く手を阻まれ(これは教えてくれなかった)、車を降りて入渓点を探す。堰堤下に向えそうな踏み跡をブッシュをかき分け進む。堰堤下と言えば、standyサンのオハコである。
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 この日は珍しく、僕のフライにサカナが興味を示したらしく、北のレインボーやヤマメ(ハイブリット?)がガバッと出てくれた。
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 午後は、全く情報になかった支流に入ることになった。偶然立ち入ってしまった渓で、流れも細い。助手席のstandyサンがたまたま堰堤を見つけ、「やってみようか」ということになった。
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 氏にやや遅れて堰堤につくと、既に何匹かヒットさせているとのことであった。場所を少し譲ってもらい、フライを送り込む。それに対する反応がすこぶる良い。小型では口に収めづらい#8のカディスでも大小入り混じり、ここだけで2桁を裕に越えてしまうような、イワナ、ヤマメのパラダイスなのであった。(なんとウグイまでもかかってしまったが)
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7月7日
 道南釣行最終日。この日は朝食前の2時間余り、宿から近い渓でロッドを振ることになった。
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去年まで、何度も流れをみてきた渓であるが、実際に入ってみると、思いのほかヤマメの反応がある。ヤマメは持ち帰る北の釣師もあまり入らない渓なのか、フライへの出方も派手である。standyサンは、明らかに尺を越えると思われるヤマメをヒットさせたようであるが、落ち込みのエグレに入り込まれてTHE ENDとなってしまった。それでも、尺上とはいかないまでも、幅広のヤマメを数匹ずつヒットさせ、今回の釣行を良い形で締めくくることができた。
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 今回も体調がすぐれない中、同行いただいたstandyサンに感謝申し上げます。帰路、機内で呟かれた「今回は〇〇(私のこと)のための釣りだったな」という一言で、「来年はないかな」と感じました。拙Blogをご覧になり、釣行意欲(特に北への)が向上することを切に願います。
 お疲れ様でした。
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by sawakobo | 2007-07-16 23:18 | 釣行記
最後の?北行(1)
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 ここ数年、この時期に訪れている北海道。今年もstandyサンとともに、7月4日から3泊4日で道南へ出向いた。
 昨年から、アクセスを千歳から函館に変更したため、フライトまで時間がある。空港内のカードラウンジで無料の珈琲とスナックをいただきながら、まったりとした時間を過ごす。
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 11時55分発ANA391便函館行きは、定刻より10分遅れてセントレアを飛び立った。
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 シートベルト装着ランプが消え、機内サービスが始まると当時に、昼食を摂る。越前若狭の焼鯖寿し(1,050円)のその味は、ヒカリもの嫌いだった僕の嗜好を一変させるきっかけとなったものである。適度に脂の乗った肉厚の焼鯖が半身、寿司飯に乗せられている。その間に挟まれたシロ胡麻とショウガが絶妙なバランスを醸し出し、寿司の味を引き立てている。初空弁の焼鯖寿しを十分堪能し、アップル&マンゴージュースで昼食を締めくくった。
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 函館空港に到着、レンタカーで宿泊地の八雲町を目指す。現地の定宿となった感のある小牧荘に着いた時には、16時を回っていた。事前にクロネコに届けていただいていた荷物から釣り道具を引っ張り出し、目の前の渓で2時間あまりを過ごす。
 空腹を覚えて宿に戻ると、既に夕食の支度が整っている。ホタテのチャンチャン焼をメインに、山海の味覚が並べられている。毎度のことながら、1泊2食1,680円で味わえる至福のひと時に感謝しつつ、ふたりともすべて食べ尽くした。
 食後、いかにも温泉といった、鉄分の多い黄土色の湯に浸かり、翌日の本番に備える。
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 翌日、イカ松前で2杯のご飯をいただき、道南の渓に出発。
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 午前のラウンドを終え、昼食は昨年同様、「寿しのます屋」のあわび入りちらし(1,500円)に舌鼓を打つ。
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 あわびの他の10種類以上の近海ものの魚貝類に埋め尽くされた寿司飯は、ことしもほんのり赤みがかり、具材を大いに引き立たせながらも、キッチリ存在感を示していた。腹を満たしたあとの午後は、サカナも満腹たったのかかどうか定かではないが、前半やや低調な釣りになってしまった。その後はまた持ち直し、そこそこの釣果を得、2日目を終える。
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 夕食には、昨年時化のため断念せざるを得なかった特別料理のホタテの刺身が鎮座している。その他にも絶品のイカ刺しや名古屋コーチン鍋等、大方食べ尽くした後に、おぼこ荘の女将からのサービスとのことで、寿司が5貫運ばれてきた。サービスとは思えないネタのそれらもいただき、満足感に満ち溢れた2日目が終わる。
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 3日目は、北のフライショップの店主に勧められた渓に向かう。やや山沿いのその場所での昼食は、ラムの焼肉定食にした。臭みのないラム肉を石焼にし、添えられたピリからのタレにつけていただいたが、これも北の定番!と言いたくなる様な美味であった。
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 その日の夕食のメインは、八雲牛。そして、北ならではの濃厚でクリーミーな馬糞ウニが別添えにある。最後の夕食を目一杯堪能し、早朝の一振りに備え、温泉にのんびり浸かって、この日は早々に床についた。
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 最終日、朝食前に2時間あまり渓に入り、当地での釣りを終える。身支度を整え、荷物を発送した後、これもこの旅の定番になっているハーベスター八雲に向かう。石釜で焼かれたピッツァにハーブチキン、濃厚牛乳で、北での食事を終える。
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 締めのデザートはこれしかない。元山牧場が経営するエルフィンでソフトクリームを堪能。濃厚牛乳を使った、滑らかでコクのあるソフトクリームの味は、格別である。これまで、北の大地でも数多くのソフトクリームに出合ったが、牛乳ソフトとしては、間違いなくトップクラスである。
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 釣行の記録については、後日改めて記すことにして、第1部を終える。
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by sawakobo | 2007-07-12 23:05 | 釣行記