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盛夏の渓
2007年 07月 29日
この夏の最高気温が予想されている下界から逃れ、山間の渓に向かう。それでも、日中は釣りにならないであろうから、早朝が勝負と踏んで睡眠3時間で自宅を出発する。 5時30分過ぎ、目的に渓に到着。土曜日であるにもかかわらず、幸い入渓点に車はない。インパネの外気温計は14℃を表示している。外に出ると半そででは肌寒さをおぼえる。途中のコンビニで買ったサンドウィッチを頬張りながら、準備をする。ウェーダーは履かずウェットウェーディング、ベストはメッシュベスト、夏のいでたちである。 数年前、初めてここを訪れた時、渓魚(サカナ)達の美しさに魅了されて以来、足繁く通っている渓である。鮮やかな朱点に透き通ったヒレを持つタナビラ、逞しい顔をしたヤマト系のイワナ、澄んだ流れが育んだ至極の渓魚(サカナ)達との出会いを期待し、いつものポイントからロッドを振り始めた。 フライに対する反応は乏しい、と言うより、全くない。北の大地での釣りのイメージで臨んでいるつもりではないが、まだ抜け切れていないのであろう。フライはぽっかり浮かぶ#10のカディス。それを核心部を中心に流している自分に気が付く。水量は平水よりやや少ない。ワンサイズ落とした半沈みパターンのフライに変え、落ち込みや流芯の際も探るようにして、多少反応を得るようになる。ただ、出るのはフライを咥えきれないチビッコばかりである。やっとフッキングをさせても、10㎝を僅かに越える程度のイワナである。 入渓から3時間以上経過、状況に変化はない。日も高くなり、渓にも日差しが届くようになる。気温も明らかに上昇している。本筋から外れ、枝沢にも入ってみるが、ここも状況は芳しくない。少し早いが、小さな滝の飛沫を心地好く浴びることができる木陰の大岩に腰を下ろし、ベストに携行したおにぎりで昼食を摂る。その岩の上で横になると、しばらく眠ってしまったようである。目を覚まし空を見ると、雲が広がりつつある。一部、日差しを遮るような雨雲もみられる。芳しくない条件が変わることを期待し、本筋を釣り上がる。 やや経って、ぽつぽつと雨粒を感じるようになる。その直後から明らかにフライへの反応がよくなる。フッキングしてくるサイズこそあまり変わらないが、クリアウォーターを通して、フライを追う渓魚(サカナ)が確認できるようになる。落ち込みの白泡にフライを落とし、それが途切れた辺りに差し掛かるとき、フライに向かって浮き上がってくる渓魚(サカナ)を確認する。フライを吸い込んだのを確認し、合わせを入れるとロッドが大きく撓る。今までのそれとは明らかに異なる引きである。イワナであることは直ぐに分かった。慎重に手元まで引き寄せ、ネットに収めたそのイワナの精悍な顔立ちを見て尺上を期待したが、残念ながら尺までには半寸足りない。純粋なヤマトイワナに遭遇したことがないため、それがヤマトだとは断定はできないが、明らかにニッコウ系とは異なる体側の模様に対する感動の方が大きかった。 その後、小ぶりながらもいかにも木曽らしい美しいタナビラとも出会うことができ、
by sawakobo
| 2007-07-29 17:54
| 釣行記
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