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世代交代
2006年 02月 28日
トリノオリンピックが幕を閉じた。当初、日本選手団の団長が予想したメタル総数は5個。結果は荒川選手の金メダル1個のみであった。当ブログでも記事にしたが、僕の予想は2個で、これも外してしまった。スポーツ紙やテレビでの評論では、女子フィギア以外いずれの種目も世代交代が上手くいかなかったことが理由とされている。(そんなことは選手選考の段階で分かりきってはいるが…)
世代交代といえば、プロボクシング界でも起こりつつある。2月27日、WBC世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦が行なわれ、王者・徳山昌守が同級1位ホセ・ナバーロ(アメリカ)を3-0の判定で下して、初防衛に成功した。昨年7月に川嶋勝重からタイトルを取り戻した徳山は、通算9度目の王座防衛である。31歳での世界王座防衛は日本のジム所属選手の最年長記録である。 しかし試合後には 「スーパーフライ級の王者は卒業します。今後どういう人生を歩もうが、ボクシングで培った根性を最大限に生かして頑張ります」 とタイトル返上を示唆した。引退、もしくは階級の引き上げを考えての発言なのであろう。 ボクサーにとって減量は過酷の一言に尽きる。歳を重ねるごとにそれも辛くなるらしい。それに加え、試合前2週間前にバイク事故に遭遇、右腱板損傷の怪我を負ったことで減量が予定通り進まず、前日の計量直前で何とかクリアしたんだそうである。 その前日、亀田3兄弟の次男、17歳の亀田大毅がと徳山と同じ階級、スーパーフライ級でデビュー戦を迎え、開始わずか10秒、対戦相手のサマート・シットサイトン(タイ)を左フック一撃でノックダウン、ゴングからわずか23秒で見事なデビュー戦KO勝利を収めている。 世界戦とデビュー戦、試合の格は、本来前座試合とメーンイベントのはずである。それでもマスコミや世間の注目は、互角以上に亀田大毅のデビュー戦に向いていたであろう。 徳山の気分がいいはずはない。彼の試合後の発言には、そういった背景もあったのではいかと思われる。 今日28日、徳山は前日表明した「王座返上」を含むすべての結論を先送りにすることを明らかにした。 「引退という気持ちは変わっていない。ただ、会長と話をして、すぐには結論を出さないことにした」 「2、3カ月は現役続行を含めて、ゆっくり考える」 ジムの金沢会長は 「徳山はまだ進歩している。1年間ビッグマッチ限定ででも現役を続けてほしい」 と話し、対戦相手として、一階級上のWBCバンタム級王者、長谷川穂積や亀田興毅の名前を挙げ、徳山の現役続行を促していく考えも持っているらしい。 ジムサイドとしては、興行的に魅力のある試合であり、大いにそろばん勘定も入っているのだと思うが、ボクシングファンならずとも興味がある徳山VS亀田興毅-徳山自身の気持ちを考えればおそらく不可能だと思うけれど-何とか実現してもらいたい一戦である。
by sawakobo
| 2006-02-28 23:47
| アスリート達の今
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